「認めてもらいたい」と強く思うと上司の奴隷になる

2019年9月27日 Vol.71

多様化人財対応の専門家 谷口彰です。

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上司は私を認めてくれていません。

だから一生懸命上司のために働いて認めてもらいます

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以前一緒に働いていた女性社員からメールをもらいました。


上司がコミュニケーションが不得意なのか? 
彼女の仕事の進め方が悪いのか? 

私からは分かりませんが、彼女には下記を返信しました


一生懸命仕事をするのは素晴らしい事ですが、
「上司の為」に働くと「上司の奴隷」になるので要注意ですね!



今日のテーマは「誰の為に働くか?」です。



 

何でもします! 私を認めてください!

 

 

「私を認めてください」は「奴隷になる」危険な発想


人間誰でも「私を認めてください」という気持ちはあります。
俗に言われる「承認欲求」です。
子供から大人まで誰もが持っています。


ただ、「何に対して認めてもらう」を
明確にしないと、サラリーマン人生の
後半で大きな問題が発生します。


よく上司のために働く人がいます。


上司の必用な資料を即作成する


上司と一緒に昼飯をいつも食べる


上司の雑用を引き受ける


上司から「Aさんは本当に助かるよ!」と言ってもらい、満足している・・


これは昭和の時代に流行った「滅私奉公」ですが、これを令和の時代でもやっている人を見ます。


で、サラリーマンとして何を学んだのでしょうか? 上司を喜ばせる方法でしょうか? それは何か普遍性のある技術でしょうか?

サラリーマンは「奴隷」ではなく、その技量で認めてもらうべき


それって「上司の奴隷・召使」じゃないですか? 上司から「いい奴だ」と日々承認してもたったでしょうが、その他に何を学んだのでしょうか?


サラリーマンはそれぞれの生き方がありますが・・私の個人的な意見として「それで何の技術・ノウハウを得られるの? という疑問です。


という私も、実は過去に3人の上司には滅私奉公をした経験があります。


S課長:システム構築に長けていて、システム要件書の書き方を教えてもらいました。


O本部長:戦略策定に長けていて、戦略の考え方・ストーリの作り方などを教えてもらいました。


Y部長:本当に人を大切にする方で、その気配り・目配りを教わりました。


つまり、自分にとって将来の「徳」になる技術を持っている方には滅私奉公して、その方から技術のみならず、人間性も学ばせてもらいました。



本当にこの3名の上司には感謝しています。



上司からの承認が少なく、その時は物足りない感を味わうかもしれませんが、その間に自らの技術を磨き、上司ではなく、同僚・取引先からの「技術に対する」承認をもらえれば、それは一生ものの承認です。


Aさんはエクセル関数とデータ分析の専門家だ。Bさんは、ネットワークの専門家だ。Cさんは、契約書の専門家だ。Dさんは取引先のキーパーソン全員の携帯番号持っていて、いつでも情報収集できる営業のスペシャリストだ。


私の周りには、「その人特有の技術・技量に対する」高い承認を得ている人が多く居ます。この方は上司が誰であろうと、普遍的は承認を得られる人です。

 



一時の上司からの承認が欲しいですか? 普遍的な技術・ノウハウに対する承認が欲しいですか?



是非普遍的は承認を得らる生き方が大切です。それが令和のサラリーマンです!

 




最後に・・・

ユダヤ教の教えに次のような言葉があります。


自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、

いったい誰が自分のために生きてくれるだろうか。




今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
良い一日でありますように!




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