尊敬されない上司はこれが欠けている!

2019年10月5日 Vol.74

多様化人財対応の専門家 谷口彰です。

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お客様からよく、「尊敬される上司」って何が必用でしょうか?

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という相談を受けます。


そもそも尊敬される上司は何をしているのでしょうか?


今日のテーマは「上司が尊敬されるために、一番大切にすべきことは?」です。

こんなにがんばっているのに、部下はついてこない・・

尊敬される上司は何を大切にすべきか?


厚生労働省の調査「仕事でのストレス」について、労働者が挙げた具体的な内容として

・「職場の人間関係の問題」35.1%

・「仕事の量の問題」32.3%

・「仕事の質の問題」30.4%

・「会社の将来性の問題」29.1%


があります。



最初の3つについては、すべて上司と部下のコミュニケーション不足が原因としてあげられます。



職場の人間関係は同僚との関係性もあるでしょうが、やはり上司とのやり取りが一番ストレスの原因となります。



また仕事の量、質についても、当然上司が部下の仕事に理解があれば解決する問題です。



つまり、部下とのコミュニケーションが取れていない上司は管理職としては不要となります。



もちろん業務実績を上げて管理職になっているのですから、業務の専門職としての資質は高いでしょうが、部下を持つ上司としては失格です。


同時に、それは部下から尊敬の念など少しも持たれていない上司ですね。

部下は自分を理解してくれない上司を尊敬しない


特に部下は年下から年上まで年代が広く、価値観も大きくことなるので、上司としては柔軟な対応が必用となります。


大雑把な書き方ですが、世間でも価値観の違いは大きく3つあると思います(私の主観です・・)

親の世代:戦争経験があるので、食べることが大切、節約主義

私の世代(40~50歳代):高度経済成長・バブル期が懐かしく、お金が大切、楽しく使う

若い世代(20~30歳代):自分探しを経験済なので、自分の存在・価値観が大切


と私は理解していますが、さらに個々の経験・体験がさらに個々の価値観を作っているので、10人居れば、10人とも考え方・価値観が異なります。


ですから、上司としては、この異なる価値観にどう対応するか? で上司への評価が大きく変わります。

価値観の違う部下から尊敬されるには?


価値観は全く同じでないと仕事は出来ない、と思っていませんか?


今までと全く同じ仕事を継続するのであれば、価値観の同質化は大事ですが、今の世の中では、環境の急激な変化に伴い、業務の進化が求められています。


その際は、今までとは違うやり方が必用となります。


そう! 違うやり方が必用なんだ! と上司が思えば、価値観の違う部下の意見を素直に聞くことが出来ます。


私は若手社員と話すときに、世代が違うから考え方も違うと想像しつつも、敢えて聞きます。


今の業務はこの数年やり方が変わらないから、新しいやり方が必用となる。

私の年代ではすでにアイデアは出尽くしているので、是非異なる世代の新しい考え方(価値観)を教えてもらって、是非今の施策に変化の幅を持たせたい。

と言います。


すると部下は、価値観の違いを主張しても上司からうるさく言われない。だからこう仕事をしたい・すべき

もっとこういう情報を付加すれば理解しやすいし、その情報は簡単に収集できる等々


彼らの感性で、彼らの情報収集ルートでいろいろと教えてくれます。とくにソフトウエアの活用はいかなる場面でもかなりの省力化になることは、経験済です。

若手の感性と行動力は、かなり高いポテンシャルを持っていますので、是非活用する機会を持ちましょう!


部下から尊敬してもらいたい、という結果を求めるのではなく、部下の価値観を理解し、共有化し、そして議論を重ねることが、結果として部下からの理解が深まり、それが尊敬という気持ちに昇華するのでしょう。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
よい一日でありますように!


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