職場の会話泥棒にはイライラする

こんにちは!

部下とのお悩み解決専門家、谷口彰です。

先日30代のBさんから「上司の会話泥棒」についてお話を聞きました。

  • 相談に行けば、こちらの内容を聞かずに説教が始まる。
  • 業務説明しても、すぐに「ああ~ 説明しなくてもわかるよ。こういうことをいいたいんだよな!」

などなど・・

「どうしてあんなに泥棒できるんですかね~」と怒り、そして呆れているという話を聞きました。

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必ず会話の中心になりたい、あの上司は何が望みなのか?
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今日のテーマは「会話泥棒」です。

私の経験では、「会話泥棒」を完全に撲滅する方法は無いです。ただ被害を抑える方法はあります。

そもそも会話泥棒はコミュニケーション能力が全くない人が行う「癖」です。

今泥棒をしている! という自覚のない人の癖を治すことは難しいですね。

会話泥棒の素性

そもそも会話泥棒はどんな人でしょうか?

一般的に、会話泥棒は3種類の人がいます。

話を割って入り、奪って、終わらせる会話泥棒

こちらが話をしているのに急に相手の話題に割り込み、最後は自分が言いたいことを言って、会話が強制終了します。

例えば・・

A:先日水族館に子供と一緒に行ってきました。
B:ああ、ぼくは先々週行ったけど、○○イベントやっていたでしょ?
A:いや、子供が急に行きたいと言ったので、あまり調べていませんでした。
B:あれ!! 先々週からはそのイベントが有名でそれで水族館にいくのに知らなかった?
 残念だな~、見逃しちゃたんだね。
A:ええ・・

の、ような会話ですね。最後は会話が成り立たなくなっています。

気づくと話題を持って行ってしまう会話泥棒

ある話題を話していて、ちょっとした関連を見つけては、自分の言いたい事を言い続ける場合です。

A:先日渓流釣りにいったんですよ。
B:何が釣れるシーズンですか?
C:渓流もいいけど、今は海釣りが好きだな。先日アジが大漁で、最後は持ち帰るのが大変でした。

来週も行きますが、だれか一緒にいきませんか?

などと、急に気づくと、渓流釣りが海釣りにすり替わってました。

やたらウンチクを語る(話が終わらない)会話泥棒

自分の知っているテーマだとそのウンチクをず~っと話続けて、結局何の話をしていたのかが分からなくなってしまう人がいます。

でも、泥棒は長期間を全く意識しない豪傑揃いなので聞き手は更にイライラが溜まってきてしまいますね。

なぜ会話泥棒が生まれるのか?

基本的に会話泥棒は、コミュニケーションが苦手です。

相手の気持ちに寄り添うことができません。(だから泥棒になってしまうのですが・・)

性格としては、せっかちな人に多いです。とにかく相手の話を終わりまで聞けずに、自分の意見を言いたい。

泥棒をしてまでも、常に自分中心の会話に居たい。

そうしないと、私の存在が消えてしまいそう・・といつも不安です。

自分はよく知っている。自分は博学だ、とみんなにPRをしたい。

基本的には自分の経験を相手に伝え、上書きしたいと思っている人です。

つまり人間としてまだ未熟で、他人との人間関係を維持することはできない。しかし、本人は維持できていると勘違いをしています。

会話泥棒の対処方法(被害を抑えること)

会話泥棒はコミュニケーションが苦手である(相手をイラつかせる)ことを全く自覚してません。

こちらから「話が長いですよ」「話がずれてますよ」とサインを送っても相手は気づかない。

気づいても泥棒を辞めない(続ける)タイプの人です。

ですから泥棒族を撲滅しようと思うと、膨大なエネルギーを使うことになります。

無理せずに泥棒との関わりを限りなくゼロにして、自分のストレスを減らす・・程度に考えていた方が無難です。

ただ聞き続ける

会話泥棒の話が続いていても、ただ聞き続けることです。

会話の内容を真面目に聞く必要はなく、頭は別のことを考える。

つまり、まともに聞いていると泥棒に対してイライラするので、話をきいているふりをします。

そして全く別のことを考える。

姿勢としては、ちょっと目線下げて相手の手元を見ている程度が良いです。

相手の顔を見てしまうとアイコンタクトとなり、相手に肯定的な印象を与えてしまい逆効果となります。

興味を示さない

会話泥棒にアイコンタクトはしない。と同様に頷きなどをしてはいけません。

それらをすると、会話泥棒は「この話はみんなが興味を持っている」と勘違いします。

ただじっと首をうなだれて ”興味なないけど、ちゃんと聞いている姿勢” を保つことです。

会話泥棒から「聞いている?」「面白い?」と聞かれたら聞き手のあなたは軽く会釈する程度で

「はい、あなたの声は聞こえてますから」

程度の反応で十分です。

トイレに行くなど、会話自体から離れる

会話泥棒が会話に参加してきたら、まずはトイレに行き、その場を離れます。

次に会話に戻らずに別の場所で仕事をする、別の部署を一周してご挨拶する、会話泥棒の居場所から極力離れた場所に移動する、というのが一番ストレスない対応です。

ただ、早い時期にトイレに行く必要があるのでタイミングが大変重要となります(笑)

最後に

会話泥棒は撲滅が困難な相手です。”自分が会話泥棒である”と自覚がない人の泥棒を止めることはできません。

自分が泥棒であることすら理解していない彼、彼女です。

ですから、会話泥棒撲滅に無駄な力を注ぐことなく、相手をせずに泥棒からもらうストレスを最小限に抑えることが大事ですね。

人間関係を損なうことなく、相手にしないことも最も重要です。

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