産休明け仕事復帰・過大な心配は不要でした

2019年8月1日 Vol. 047

女性社員の増加に伴い、当然ですが、出産に伴う休暇・仕事復帰の機会も多くなります。私が以前職場で実際に経験した、産休明けで仕事復帰した女性に対して、私は最大限の配慮をしたつもりでしたが、実は大きなお世話で・・大失敗だった、というお話です。

今日のテーマは「産休明け仕事復帰の対応」です。

女性の就業人口が3000万人を超え、就業人口の45%強にの達しています。さらに伸び率は男性よりも高いので、ますます女性社員の増加が見込まれます。

以前に担当した部門での話ですが、ある女性が出産休暇となり、産休明けの仕事復帰となりました。

その時の私の考えた対応は、彼女にとって大きなお世話だった、という話です。

当たり前の話ですが、一人ひとりの子育て環境が異なるので、個別対応が必用です。

産休明け・仕事復帰への気遣い

Aさんの職場復帰を前に、いつから出社する、時短適用・・などの事務的は内容については、本人とメールや電話で打ち合わせをしていたので、特に問題はありませんでした。

しかし隣の部門で3か月前に産休明け・仕事復帰をした女性が、お子さんの体調不良、本人も体調を崩しており、周囲のサポートがちょっと大変・・とその部門長から聞いていました。

だから私はきちんと対応をしよう、と思い、今までの業務でなく当面は補助的は仕事から始めてもらい、時短ではあるが、体慣らしとして業務に慣れてもらい、徐々に産休前の本来の仕事に戻ってもらう・・という予定でいました。

私の気遣いは大きな勘違いでした

出勤初日に、Aさんが復帰挨拶を終えた後に、会議室で彼女と話をしました。
私は、彼女の為と思い・・当面は補助的は仕事で体を慣らしてもらい、その後徐々に今までの仕事に復帰してもらう件を伝えました。

言葉にはしませんでしたが、隣の部門での産休明け社員の件が頭にあり、
「とても気を使っています」という気持ちでいっぱい・きっとお礼の言葉を
もらえるか・・と呑気に構えていました。

その後の彼女の目は恐く・・こちらを睨んでいるように感じました。

どうしたの? なにか要望ありますか? と聞いたところ

なぜ昔の仕事にすぐ復帰できないのか?
自分の以前の成果は会社として評価されていなかったのか?
時短で6時間ですが、6時間の成果はきっちとり出すように努めようと思っていたのに、急に補助的は仕事を任せるといわれても、エネルギーが全く出ません。

と一歩的に「不満」が出てきました。

慌てた私は「じゃああああ~ 今まで同じ~  仕事で・・・やってもらうから・・」 と想定外の反応に、シドロモドロでやっと伝え、面談は終わりました。

疲労感多かったし、せっかく考えたことが全く認められず・・凹みました。

同僚女性社員からのアドバイス

気持ちが凹んで回復できないまま、入社時から仲良くしてもらっている先輩の女性(2人のお子さんいます・かなり成人しています)に愚痴こぼしがてら、相談しました。

事情を説明すると・・一言
「余計なお世話でしたね。ところで業務内容を決める前に彼女と話したの?」
と一言。

これだけ、信頼関係には日々の対話が大切だ、と言っている私ですが・・その時は全く一人相撲で彼女と相談して決める、ってことすら頭に浮かんでいませんでした。

しかし私は「隣の課のケースを話、最大限の考慮はしたんだけど・・」と言いましたが、「産後は一人ひとりの状況が違うし、お子さんの体調・大きく生まれた子もいれば、小さく生まれた子でも全く状況違う。
ご両親と同居、または近くに居られるでも対応が違うけど、どこまで知っているの?」

とまた厳しい質問があり、再度(さらに)凹みました(笑)

私には2人の子供(既に成人済です)がいますが、全くその当時のころは忘れており・・
多様化はまだまだ未対応だな~と大反省したことがありました。

産休明け仕事復帰の件ですが、これは他のケースにも同様ですね。
なにかあったら、本人からしっかりと話を聴いて、その後会社として
最大限の考慮をする、ということです。

リーダー・経営者の皆さん、本人とじっくりと話すこと。これ基本です。

 


今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
よい一日をお過ごしください。

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