管理職が幅広い学習習慣を定着・確立する行動とは

2019年8月17日 Vol.057

普通に会社で業務をしていも、日々知らないことが増えてきます。

新しいメール機能、容量の多き資料を送る機能、Chatwork, WhatsApp, Zoom・・もうお腹いっぱいです! 気持ちとして「よし! なんだろう」よりも、「誰か教えて~」モードです。

ですから、日々会社の若手から色々と教わっている。特にネット関係! さらにネットから収集する業界話題は彼らの方が、はるかにスピードをもって対応しています。だから私はいろいろと若手から教えてもらっている日々です。


本当に若手の情報収集力、それを活用する能力はすごいですね。おかげ様で教わったことで、かなり時間短縮や、コスト的にも削減することが出来ました。


本当に日々助かっています。


そういう点では、オジサン達は、もっと若手などから情報収集をすべき、しなくてはならない、というのが今日の内容です。


今日のテーマは「リーダー・経営者は若手に教えを乞うべき」です

昔の課長は偉かった・・


私が新入社員のころ、課長は偉かったです(1983年頃の昔話です・・)何でも知ってました。すごい!と日々思っていました。


今から思えは、業界情報、経済情報、アメリカの景気見通しなどですから、ちょっとした資料があれば入手できる内容ですが、当時はネット環境などは全くなく、FAX、エクセル、ワードが3種の神器でしたので。


当たり前ですね。当時は情報開示という考え方はなく、情報を持つこと=権力 に近い考えがあったので、課長も簡単には情報を教えてもらえませんでした。


ただ、課長が持っていたのは情報だけで、それをどう活用するか!までは進化していなかったようです。

今の若手は偉い・・



情報を多く持っている人が偉い、という1983年当時の考えを今に当てはめれば、今の若手は偉いです。私の数倍の情報は日々ネットを通じて得ていますから! 完全に負けています。


しかし、年の功をいうわけではありません、おじさんは過去の経験から多くのトラブルを作り、舞い込まれ、処理してきました。そういう点では、それらの情報を処理・編集・未来予見 する力はまだまだあります。


ですから、その若手の情報収集能力とオジサンの情報処理・編集・依頼予見の能力を組み合わせれば最強の組織ができるのでは! というのが今日の私の主張です。

米長邦雄に学ぶ謙虚さとは?



私のお客様のAさんと先日お話をしており、Aさんの会社の管理職の方の話となりました。(Aさんは営業職で成績を上げている有望株です)


その管理職の方はは、空気を読まず・人の気持ちを考慮しないは発言・自分はすごい実績を持っている タイプらしいのですが、その際Aさんから2つの言葉をもらいました。



「謙虚さ」そしてそれを「米長邦雄さんに学んでください」ということです。米長邦雄さんは将棋の名人ですが、40歳台でなかなか勝負に勝てなかったころ、若手を集めて、若手の将棋を学んだとのこと。


そのきっかけは、若手から、「米長さんの得意技は過去の対局をみればすべてわかる。だから自分で得意技と思っているものは、全てみんなが知り尽くすているので、得意技を捨てて、新しい技を取り入れるべき」との事。

名人に向かって、あなたの得意技はすでに知り尽くされている、とはっきりと物言う若手も大したものですが、それを聞いて、そうか古いのか! 新しものを学ばなければ、と即若手を集めて勉強会と称し、その最新の技を更新していきました。


その若手になかには、当時、まだ十七歳だった羽生善治氏が居たということですから、すごい若手勉強会だったと思います。

これらの話を聞いて、


1、新しいことを学び続ける(とりあえず始める)
・瞬時に「あっ そうか!」と自分の欠点に気づく力


2、自分より若い世代にはきちんと丁寧にで接する
(年齢だけで上から目線にならない)・若手勉強会をやろう、と思っても若手から人望が無けれは実行されない。普段からの人間関係構築と相互信頼があるからできたものだと思う。


3、良いと思ったらすぐやる
(トライ&エラーを試みる。エラーを恐れない)・ 取り敢えず、やってみたいことはやってみる。評価はその後でも遅くない。


米長さんのような名人でも(名人だからこそ)、外からの言葉に敏感に反応して、さらなる成長に結びついたのだと思います。


今回は若手のAさんからの言葉で気づきを得ることができましたが、組織には若手以外にも年上上司、女性、派遣さん、外国人などが居ます。私がわからない・どう対応すべきがわからないときは、米長名人のように聴く・学ぶ・対応する、というシンプルな対応でまずはOK,という学びです。



リーダー・経営者の皆さん、躊躇はいりません。部下に聞きまくってより良い組織を作りましょう。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
よい一日をお過ごしください。


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