インド関連

おはようございます。

ガッツこと、谷口彰です。

今日のテーマは、「インドにおける、スタッフからの要望への対応」です。

インド人(だけではありませんが)は一般的に要望が多いです。仕事上でも、プライベートでも、いろいろと要望されます。最初はどうしよう??? と少々ビビッていましたが、最近は対応慣れしました。

なぜインドでは(ダメ元と言われるような)要望が多いのか?をインド人、日本人と意見交換してみました。その結果わかったことは!!

歴史的に、インド人(ここでのインド人はヒンズー教徒を対象としています)はいつも政治的にはマイノリティー(少数派)でした。

長い期間イスラム王朝が続き、その後は植民地、そしてイギリス統治、1945年に独立しましたが、それ以前は、ず~っと政治的には少数派であり、何らかの不利益を被っていた、と想像できます。

ですから、多数派に言っても受け入れてもらえないかもしれないけど・・でも言ってみよう! 的は発想が多いようです。

ですから、思ったことは言葉にしてみて、その後相手の反応を見る、という行動様式となっている(らしい)

最近の出来事として

1、あるスタッフから、PCを最新式に入れ替えてもらいたい。レスポンスが遅くなってきているので。

  対応:あなたのPCは2年目なので、古いPCとは思っていないので、システム担当者にレスポンスが遅い理由を確認してください。

  →システム担当者に問い合わせることは無く終わった。

2、別のスタッフから、昨年は昇格があったが、今年は昇格がなかった。こんなに日々頑張って働いているのに、なぜ昇格してもらえなかったのか?

  対応:昨年の昇格は、スタッフとしてはよい成果を出しているので、主任に昇格した。しかし昇格後主任として、きちんと業務はしているが、それ以上の成果はない。よって、課長昇格にはまだ実績を積む必要がある。また社内昇格規定では、業績評価が良くて最短3年で昇格となっている。その規定と照らしても、今年の昇格はない。

  →はい、わかりました。(その後、この件に関する要望はない)

 

つまり、思ったこと言ってみよう・・的は「ダメ元要求」が多いです。しかし、こちらの対応はきちんと(理論だてた)理由を説明しているので、追加要望とかその場でも議論はありません。

相手の要望が「ダメ元要望」なのか? 「本気要望」なのか? その瞬間は見極めが難しいですが、

① いつでも要望に対しては、誠心誠意対応する

② 説明は論理的であり、「まあまあ、そんなこと言わないで・・飯でも一緒に食おう」的は対応は、相手を混乱させ、更なる要望が来る恐れがあるので、説明はきちんと論理的であるべきです。

 

インドだから、という事ではなく、価値観の異なる世代と一緒に仕事をしているので、きちんとした対応とわかりやすい説明が必要となります。

リーダー・経営者の年齢と、新入社員・若手の年齢の差は、しばしば発想の違いが大きい場合があります。

それは今の時代は、その違いがあって当たり前となってきています。ですから、リーダー・経営者の方は、いつでも・誰にでも説明できるように、物事を論理的にまとめる必要がありますね。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございます

 

リーダー・経営者


今日からここでブログをはじめます。リーダー・経営者の方が、多様化する人街に対して、信頼関係を築き、彼らをモチベートし、一体感のある組織つくり。


そして個々の個性を生かし戦力化し、組織を反映させるには何をしたらよいか?


このブルグは単なるホウハウを提供するものではありません。
サラリーマン生活27年、海外駐在15年目(現在・在インド)


インド赴任前に、コンサルティング子会社にて、主にBtoB(企業向け)人財開発・マネージメント研修をしてきましたが、その際お客様からの要望が大きかったのが、「多様化人財対応と社員個々の戦力化」でした。


今回はコンサル時代のBtoBだけでなく、BtoCにて個人のリーダー・経営者の方を対象とした内容となっています。


お楽しみください。

 


まずは自己紹介をさせてください。

多様化する人財対応の専門家 谷口彰 です。

サラリーマン27年目、昨年(2018年4月より)インドで物流会社に日本から駐在しています。

インド駐在は2回目で、前回は2007年から2011年まで4年間デリーで生活していました。

その前は、米国に5年、タイ4年ほど仕事をしていました。

その海外での仕事をふくめたサラリーマン生活で、一番感じたことは・・・ 

(当たり前ですが)人は皆違う、という事実。 


アインシュタイン『常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。』


と言ったそうですが、全くその通りです。住む場所、話す言葉、食べ物、歴史、気候が異なれば、18歳までに身につけた「偏見」は大きく異なります。


その「偏見」に基づいた「常識」をベースに一緒に仕事をすると、本当にストレスがたまる日々です。


でも、皆の常識は皆の偏見のコレクションか・・と思った瞬間、その偏見をお互いに理解すれば、お互いの理解が深まり、よい人間関係が気づけ、仕事もスムーズに回るだろう・・と思いつつサラリーマン37年目です。


さすがに37年も経験すると、常識という名前の偏見とどう向き合い、どう理解を深めるか、は分かってきました。


まさに多様化する人財への対応です。


このブログを通じて、皆さんが日々会社で起きている人財多様化から生まれる
フラストレーションをいかに減らし、日々「遣り甲斐」と「幸せ」を感じることができるように、ヒントと実行のアドバイスをしていきます。


ブログの発信と共に、メルマガも発行しておりますので、下記のバナーをクリックしていただければ、より詳しい内容をご説明します。


また人財多様化対応にご興味がある方は、下記クリック後、メルマガへ返信いただければ、詳細のご連絡をさせていただきます。
(在インドの為、Skype,Zoomでの対応となります)



この記事、今後のブログについてご感想をいただけると幸いです。

未分類

 

はじめまして
多様化する人材対応の専門家
谷口彰です

 

 

 

36年間にわたり、自動車製造業のアフターマーケット業務(北米、タイ、インドの駐在含む)を経て、物流会社では執行役員として企業内3つの子会社立上げ等を経て、現在インド現地法人の責任者です。

 

立ち上げた子会社にて、人材育成セミナー等を始め気づいたことは、

・リーダー・経営者の方は、自分が育ってきたように、今の部下を指導しているが、
 結果が伴っていない。
 
・年下部下・男子・日本人・滅私奉公して頑張って稼ぐ、という画一的は環境で働いてきた
 今のリーダー・経営者の皆さんは、未だに現在の人材の多様性に気づいてない

・今の人材は、年上部下(定年年長)、男女平等化・労働人口確保、派遣社員の増加
 外国人社員の増加、ワークライフバランスの浸透など多きな変化が生じている


つまり、個々の人材に対応をしない限り、部門・会社の業績は上がらない、という事実です。


私の例ですが、今となっては糧となっていますが、同時はかなり厳しい状況でした



管理職に昇格後に担当した部門はエキスパート集団で、全員年上の部下でした。

その先輩エキスパートの方々に、上から目線で指示をし続け、

「皆あなたのやり方を嫌がっているよ」

と総スカンを食らってしまった・・という事件を起こしてしまいました。




幸い、紹介されたメンター(コーチング指導者)から 
・自分は年上部下に対してどう対応したいのか? 
・そのためにはどういう立ち位置を取るのか? 
・結局どうしたいのか? 


などの質問が続き、最後にはやっと「自分が自然体で年上部下と接し、
彼らのエキスパート性が十分に発揮できる組織を作りたい」というメッセージが
自分から出てきました。


その後は、自分からメッセージに従い、自然体マネージメンをしたところ、
部下との信頼関係が築け、エキスパート性が発揮され、とても力強い組織に
変わることが出来ました。



海外進出する企業であれば、必ず経験する、現地人へのマネージメント対応、
日本でも世代の離れた部下との価値観の違いへのマネージメント対応等々、
いつでもどこでも価値観の違い・多様性への対応はマネージメントの悩みの種です。



特に昭和の時代に育った今のリーダー・経営者は、昭和の「癖」を強く持っています。
その癖に気づき、令和・今の時代に沿ったマネージメントに切り替える必要があります。


マンツーマン指導させていただく「多様化する社会におけるリーダー・経営者向けの部下の戦力化」においては、多くの方から成果をあげられた、とのお礼を多くいただいています。



今後とも、ブログ・メルマガ、そして個人セッション等を通じて、「多様化する人材対応」をサポートしつづけますので、よろしくお願いいたします。



 

【メールセミナー執筆者プロフィール】

谷口 彰(たにぐち あきら)

1960年1月13日生 (現60歳)

大学卒業後、本田技研工業(株)に入社し、アフターセールス(補修部品供給)配属となり、在庫管理・調達管理・国内営業・海外営業・システム構築(ユーザー窓口)、プロジェクトに携わる。

その後、日本梱包運輸倉庫(株)に転籍し、国際営業部、国内事業部を経て、ニッコンホールディング(株)にて、通関事業部、不動産事業部、GINZAコンサルティング(株)を担当。

2002年 銀座コーチングスクールにてプロコーチ認定プロフェッショナルコーチ認定

2007年にCTIにてCPCC(Certified Professional Co-active Coach)認定 

主に会社内での同僚、部下に対するコミュニケーション改善のセミナー主催、コーチング実施

社外クライアントは常時2~3名。

2016年 GINZAコンサルティング(株)を設立し、人材育成・組織開発担当も担当。

1、 企業向け リーダーシップ、コミュニケーションを中心としたセミナー開催(2017年度は28日開催)

2 、個人向けコーチングは 会社業務として 2~3人のクライアントにコーチングを継続提供。

特に、サラリーマン経験を活かし、昇進・昇格した管理職、管理職2~3年経験しているが、担当部門のパーフォーマンスが上がらない方を対象として、部門の活性化を求めるクライアントにコーチングを提供している。

3、 コーチング実施者の累計は250名程度。

2018年、NKID(Nippon Konpo India Pvt LTD)にて社長

現在は、デリー国際空港から南へ約25キロにあるグルガオン(グルグラム)の事務所に勤務。