部下のモチベーションは簡単に上げられる!!

2019年9月18日 Vol.69

多様化人財対応の専門家 谷口彰です。

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若い部下とはどう対応すればいいのか?

チームのモチベーションを上げたくても、方法がわからないよ・・

褒めても、アドバイスしても、
「は~い、ありがとうございます!」とは言われるが、
それで終わり・・

どうすればいいの? 

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の様に、会社で若手への対応がよくわからずに困っている。。。

というリーダー・経営者の方がよくいらっしゃいます。



結論から言いますと、

個性豊かな部下に対して、 何度も説明する(一度では無理)

・部下の声を(意図的に)施策に取り込むこと 

が重要とお伝えしました。



今日のテーマは「チームのモチベーションを上げて維持する方法」です。

 


昭和・平成前期の時代であれば

・とにかくやるしかない!

・気合入れていこう!

・ガムシャラになれば何でもできる!


経済が右肩上がりの当時では、「気合さえあれば、結果はついてきた」 時代でしたし、社内で「モチベーションを上げる」などという言葉は存在していませんでした。


しかし、グローバルレベルで経済が停滞し、「部下の十人十色化」が現実化している組織にて、高いモチベーションを維持するには、

・具体的でリアルな説明

・部下自身が納得した内容

という2つがない限り、部下のモチベーションは上らず、部下は動きません。



会社では来期計画・中期三か年計画などは、経営陣・経営企画グループなどが中心となり作成されます。

その際、 絶対にやっていはいけないこと として


「上からの指示だから、この方針と施策を実行します」


これは部下の心が全く動かず、かつ納得感が低いので、その後のモチベーションは大きく下がります。

 

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そこで重要となるのが、リーダー・経営者からの語りです。

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では実際にどうするの? ですが、 例として私がよく使う方法ですが、


会社から大きな施策が発表されたら、3日後に「部内説明会を行います」とPRし、全員を会議室に集めます。人数が多くて会議室に入らない場合は、職場の壁にプロジェクターを映します。


全員参加(新入社員から派遣さん、アルバイトさんなども含めて)がポイント


3日間は自分が内容を理解して、咀嚼し、簡単はプレゼン資料を作る日数です。


そして、全体説明会後、各年齢のキーパーソンの机に行き、「説明会の内容は分かった?」などと聞き、「あなた(個人として・チームとして)として、どんな施策が出来ると思う?」などの雑談レベルの会話をします。


会議室でのやり取りではなく、部下の机でやる理由は、その会話を周囲のメンバーにも聞いてもらいたいからです。


その「雑談レベル」の部下の机での対話を繰り返していると、


自分が説明した施策内容について、部下の理解度が分かる・・

(理解度が低いことに対して、決して部下を責めない。自分の説明が不十分だったと自省する)


部下との雑談で出てきた、部下目線でのおもしろい・斬新なアイデア、施策への新しい解釈 などがあるので、それをその後の定例会議等で、「施策の部内説明会のバージョンアップ版を都度作成、このアイデアは○○さん(△△チーム)からパクりました」と発表する


施策説明は、一回で終わらず、(しつこく・意図的に)定例会議等でPRし、その際は必ず、前回との変化点を示す。その変化点は○○さん・△△チームからのアイデアと個人名を出すと、その瞬間から、会社施策が自分の施策と同レベルとなり、個々とそのチームのモチベーションは一瞬にして高くなります。


人間は忘れる・個々の理解はバラバラ、という大前提を理解し、何度も施策説明を行い、かつ、部下のアイデアを尊重し、それを施策の一部とすることで、会社方針の具体策=部下のアイデア採用 とすることで、長期間の高いモチベーションの維持が可能となり、さらに施策の方向性が先鋭化し、成果が出やすくなります。


この方法を是非お試しください。部下には驚くべき高いモチベーション維持されています。

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