外国人と席を並べるときに、対応すべき4つのポイントとは?

2019年8月5日  Vol 050

ああ、外人‼が居る。ひと昔前は電車で「外人」が居ると皆がチラチラ見つつ、「ほら、外人が居るね」的対応をしていましたが、令和の時代は社内に外人が居ることが珍しくなり、グローバル企業であれば、海外パートナ・現地法人からの出張者が打ち合わせに来たり、「外人」とのお付き合いする機会は多くなってきています。

 

では「外人」と一緒に働く機会が出来たら、どうすればよいでしょうか?

 

今日のテーマは「外人と一緒に働くときの対応方法」です。

 

多様化する人財対応の専門家 谷口彰です。

「外人」とは誰のことを言うのでしょうか?

 

・見た目が日本人っぽくない
・両親が日本人ではない
・国籍が日本ではない

 

日本では「外人」に対するコンプレックスが少なくなってきました。

 

 

 


私の理解では、ダルビッシュ有の頃からでしょうか?(たしか2002年)
オコエ 瑠偉、サニブラウン、ケンブリッジ飛鳥、八村塁、大阪なおみ なおなど
他にもたくさん「外人っぽい顔」の日本人は大活躍です。

 


さらにラグビーJAPANメンバーも同様です。


ひと昔であれば、砲丸投げの室伏選手、レーサーの鈴木亜久里さん位でしたが。



では、顔が日本人(に本人の定義が難しいですが)の私でも、きっとモンゴル系(幼少時はお尻に蒙古斑があり青かった・・)で、朝鮮半島を経由して日本に来たのでしょうから、さらに韓国系の血も混じっているでしょう。

 



・・と考えると、見た目だけで、顔が日本人っぽい、日本人っぽくない という判断は正しいのか? と思います。


私は今「外人」です。




会社で大切なことは、だれがどこから来たか? ではなく、誰が何が出来るか? です。そういう意味では インド人でも外人でも仕事ができる人 が上位職となります。



インドで働いていますが、周囲はインド人です。その中に数名日本人っぽい顔をした日本からの駐在員がいます。



ただ、日本人は仕事には精通していますが(ですからインドに来ているのですが)インドでの生活、習慣、しきたりについては全くの素人なので、インド人に日々助けてもらっています。



そう考えると、○○人、外人という区分けは現在難しくなってきています。



ですから、


私の定義では、「外人=この今の仕事・生活に不慣れな人」となります。



よって、日本国内においても、遠い営業所から転勤に立ってきた人は
・新しい職場の仕事に不慣れ
・新しい職場の人間関係に不慣れ
・(遠方からの転勤なので)生活環境に不慣れ



ですから、日本人(の顔をして日本人国籍)であっても、当面は「外人」です。
ただ、日本語が話せ、日本で長年住んでいれば、適応は早くできますが・・



前置きが長くなりましたが(まだ本題ではないです・・)
今の時代、外人が否かの定義は難しく、



国籍による○○人は正しいです。ただ外見からの判断は困難な時代です。
その場所(業務を含め)不慣れな人、慣れた人 程度の区別しか出来ない時代だと思います。



ですからインドに不慣れな人の代表である私は、いろいろとインドを知るためにいろいろな事をしています。



社内で誰かひとりは日本・日本人に興味を持つ人がいます。
その人にいろいろと日々の生活で疑問に思ったこと聞きまくる。



インド人同僚と取引先訪問・出張・食事するなど 時間を共にすると
いろいろと疑問が湧いてくる。それを躊躇なく聞きまくる



ヒンズー寺院でご作法が分からなかったら、近くのおじさんに聞きまくる。
するとほぼ皆が親切にご作法を教えてくれる・・



など「聞きまくる」作戦で日々の疑問を解消し、不慣れな人⇒慣れた人になれるようにしています。


その人に興味を持つ




ですから、もし皆さんの机の近くに外国人(日本と職場に不慣れた人)が来た際は、その人に興味をもって接してください。



きっとその方はあなたに様々なことを「聞きまくる」でしょうが、それを答えることで外国人が「こんなことが疑問なんだ~」「え? あなたの国ではどうしているのですか?」という質問をひとつ投げるだけで、あなたも外国に対する知識が増えてきます。



ですから、外人対応は簡単です。でもちょっと世話好きにならないといけません。

世話好きな人となり4つのお世話をする



①外人に興味を持ち、困っているようだったら積極的に声をかける



②日本(その地域)でのしきたり・ご作法とは異なる行為をしたら、すぐ注意して、理由を説明してあげる



③ランチなどに誘い、まずは外人が食べれるメニューがある場所に行き、何が食べれるか? 食べれないか? を確認し、次はサラリーマンが行く一般的な定食屋さんでランチを食べる。



④週末の過ごし方として、日本文化を堪能できる場所を推薦する



実はこれらは私がインド人にサポートしてもらった実例です。
本当に世話好きなインド人の方々に助けてもらいました。



是非外人が近くに来たら是非「お世話」お願いします。
一番ビビっているのは外人ですから!




今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
良い一日でありますように!

 

 

 

 

 

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